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lol project 030​​​​​​​​​​​​​​​​​:​​​​​​​​​​​​​花​鳥​諷​詠

by lol project

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1.
雨催 05:00
涙の跡に縛られた 心を閉ざし 浮かない姿 波の孤独に浚われ 鈍る空見上げ佇む 我が身は朽ち果てても 天つ空霞む 空虚な痛み抱えたまま 徒に過ぎ行く 貫いた刃の寒さは 凍雲に覆われて 捩れた闇を暴く 遅すぎた景色変わり始める 過ぎし日の淡い追憶 冷たさ宿し 囚われた罪無き嘘を 追われた末路 眠りの間に響く 慟哭に耳塞いでいた 叫びは消え失せない 足音と共に近づく気配 研ぎ澄まし 闇の中駆け抜ける 許されぬ想いを殺して 剥がれた時を乱し 只闇雲に足掻く 暴れ出す傷跡庇いながら 冷めた眼の奥で見つめる 振り翳す刃の重さは 過去と未来を繋ぐ 柵を断ち切って 霞立つ空は色褪せてゆく 瞬く明日を見据えて
2.
烟霞 04:26
真っ白な朝靄の中 浸る霤 遮られた陽の光 地表に降りた兆しが 残雪に眠る鼓動を呼び覚ます 繋ぐ命 流れる時に浮かべて夢を摘んだ 見えないものに押されて 始まりの扉に手をかけた 下露に儚く宿る 想いの粒が 淡く滴り落ちてゆく 悲涙の痕を辿って 移ろう季節に 悲しみを委ねて 照らす波間 神秘の渦に溺れて息を呑んだ 花曇と交わって 冷たい夜風が頬を掠る 巡る季節 流れる時の憂思を振り落として 見失った情動に 微かな温もり重ねて息衝いていた
3.
光耀 07:15
遠い未来 漠とした 空の世界 眠りにつく 夢の中の 幻は 憂いの目で 見つめていた 未だ明けぬ夜 東の空は微かに色付いて目を覚ます 空と雲の間 鏡のよう 暁を映し出している 始まりの朝は 乾いた静けさの中 吐く息を白く照らす 流れる雲が 迷いの欠片を乗せて 変わる未来へと連れ去ってゆく 時の流れが変わりだす前に そっと閉じてゆく街見つめて 地平線の彼方 眩いほどの陽射が 足跡を照らす 始まりの朝は 乾いた静けさの中 吐く息を白く照らす 流れる雲が 迷いの欠片を乗せて 変わる未来へと連れ去ってゆく 薄れてゆく雲間から射し込む 暖かな兆し 背中に感じ春の訪れを待つ 今 生まれ出づる命 きっとまた出会う奇跡を信じて
4.
蕭颯 05:24
天つ空仰ぐ 薄明の雲間から光射し 薄氷は溶けて 巡る大地 春の訪れを導く 芽吹いた 新緑が実を結ぶ 麗らけし雪解けを待つ人よ 冴え渡る蒼穹の下 高らかな囀りは遠く 紅霞の彼方に夢を見ていた 雲の峰高く 湖に映る逆さまの影 陽射降り注ぐ 巡る大地 心地良い涼風薫る 空蝉 夏の儚さを知る 夕波聞こえる吐息と 雲を脱いだ空が 夏の終わり告げる 仄日空を染めた 舂いて闇を喰んだ寂寞 霞がかる空眺めて 朧げな月明かり照らす 一筋の泪零れ落ちた 麗らけし秋風を待つ人よ 澄み切った蒼穹の下 待ち出づる季節の中 寒空を追って
5.
碧落 06:57
深い眠りの地に 束ねた自我が 解き放たれて秩序を書き換える 果ては何処にも無い 沸き立つ視界が砕け散る 溢れた熱源の中へ 歩み出した流れを見据えて 潰えたは虚構は闇の藻屑へと溶けた 乾いた屑 芽吹く夜に 焼き付いた軌跡が輝き出す 陰る月 照らした波間 幾千の声 木霊する 映る迷夢の笑み 囁く気配 封じられた現身を呼び醒ます 果ては何処にも無い 轟く雷鳴遠ざかる 繋いだ慈しみの跡 生まれてゆく新たな脈動 埋もれた光は仰ぎ見る空に消えた 満つれば虧く 落ちた夜に 馴れ合う幻は緋く染まる 枯れた木々の響きに触れ 騒めく時が動き出す 進む乖離 導くまま 限りある答えが儚く舞う 払う雲 霞の先に 澄み渡る空 続いてゆく 運命と知った儚き色は 変わらない悲しみに揺られて 巡る季節は形を変えて 新たな奇跡紡ぎ出す
6.
仄日 06:01
届かない景色 漂うモノクロの中 静かに落ちる 苛立つ眼に映る姿 何も聞こえない程 掻き毟っていた傷跡 崩れゆくrhythm 幻が鬨掻き消した 確かめた言葉に振り返る 不可解なsign 記憶を辿って 心に留めた 儚い世界へ  残された者は 絶えず虚しさの中で 孤独を探す 消せない悲しみを連れて 誰も望まないのは きっと気づいたから 確かな手懸りを手繰り寄せた 寂しさと隣り合わせの 優しさに涙が溢れ出す 閉じかけたvision 歪みを隠して 脳裏に過った 不安定な気配 怪しく光る先は 絶えることなく続く 途切れかけのsignal 手探りで確かめた この一瞬を 今一度思い出して 薄れてゆく欠片 拾い集めてゆく 眩しかった あの日の感覚だけは 未だ醒めない 繋ぐpiece当て嵌めた 不穏な空気が 視界包み込む 息を呑むような 響いた電子音 崩れゆくreal 稜線越える朱 夕暮れのvision 騒がしい足跡を消して
7.
狂花 06:06
盛りと咲き誇る 愛しき花 命尽きる その日まで ひらひらと舞い散る花弁 その瞳 何を見つめ何を願うの 内に秘めた想いを抱きしめて 戸惑いも悲しみさえも 忘れていたい 追いかけて 霞んでゆく背中 貴方の此処にはもう 私は残らない 切なさ砕け散る 憎しみから 生まれてゆく その日まで ひらひらと舞い散る花弁 その瞳 何を見つめ何を願うの 内に秘めた想いの激しさに 戸惑いも悲しみさえも 求めていたい 追いかけて 霞んでゆく背中 貴方の鏡はもう 私を映さない 零れるほどの愛を抱きしめて 争いや蟠りさえも忘れていたい 追いかけて 霞んでゆく背中 貴方の瞳はもう 白く濁っている 降り注ぐ雨音が聞こえる 胸の鼓動が高鳴るのを感じた 叶うなら この命に代えて 黄泉の果てまで 貴方と逝けるなら 零れるほどの愛を抱きしめて 争いや蟠りさえも忘れていたい 追いかけて 霞んでゆく背中 ひとひらの花弁が 音無く散っていった
8.
追蹤 04:43
触れ合うことも出来ずに そっと手を伸ばしていた 閉ざした心の奥に映る 微かな燭 求めた言葉交わして 時を繋ぎ止めれば 巡る日々の追憶が 鮮やかに明日を彩る 果てない空間の中で解き放った 刻み続ける意思が僅かに宿る 滲んだ眼に浮かぶ秘密を そっと隠した 繰り返す穏やかな日常には 色褪せない何時かの姿が重なり 飾られた黄泉 還る場所は彼方へと 続く扉開いた 向き合うことが出来ずに 固く心閉ざした 曇った硝子の奥に映る 醜い現身 悩める思考の中で 時が過ぎ去ってゆく 巡る季節は褪せても 戸惑いは隠しきれない 薄れる意識の中で孤独感じた 揺らぐ色彩 束の間の幸福を望んだまま 時の水面に漂っていた 蘇る鮮やかに染まる世界 凍てつく笑み 零れ落ちる間に 罅割れた仮面 帰る当ても無く彷徨うだけ 見果てぬ夢 閉ざした 残した心の影に そっと手を伸ばしていた 閉ざした心の奥に映る 微かな燭 求めた言葉交わして 時を繋ぎ止めれば 巡る日々の追憶が 鮮やかに明日を彩る
9.
無窮 05:51
深くこの胸に刻まれた 古の記憶に導かれた 飽くなき幻想の果てに 失った想いは永久の彼方へ 美しき大地に咲く花のように 願いは枯れる事無く漂っていた 遠き日の約束 散りゆく命に頑なな心閉ざしていた 微かに色付いたあの空へ 想いは遠く果てなく季節を重ねてゆく 色褪せないように あの日交わした誓いを今この胸に秘めて 僕は旅立つ まだ眠ったままの目が切なくて 何時か目覚めの時が来るのを待ち続ける 縛られた心を解き放ち 誰も知らない世界へと連れ去ってゆく 願いは消える事無く彷徨っていた 掴みかけた幻想 時が満ちて忘れ去られた悲しみ達は 光の渦となりあの空へ 想いは遠く果てなく季節を重ねてゆく 色褪せないように あの日交わした誓いは 今確かに根付いて生きている 描いた理想は何処かで 新たな命を育んでいる
10.
彗星 05:33
悴んだ両手を合わせた 白い吐息を包み込む 星明かりが照らす街並 夕暮れの景色を染める 同じ空を見上げて佇んだ 流れてゆく雲の形変わりだす 薄く浮かび上がる星座を 指先辿り擬えて 銀の砂で飾る願いが 囁く空にまたひとつ 細い糸が尾を引き煌いて 鏤められた冬の空に また生まれ始める 願いは唯 繰り返されて 揺らぎ光る あの声に乗せ 闇に溶けた 風の行方から 遥か過去の記憶になる 夜の匂いに黄昏れ 遠い宇宙 想いを馳せ続ける 小さな星が落ちたら この場所で明日を願い 空が溢した欠片が あの街で 注がれ輝いてた 溢れた涙拭いたら この場所で願いを綴り続けてゆくから
11.
残影 05:29
夕暮れの木々 寂しさを纏い 靡く枯葉散らす 茜色に染まる姿に 長い影が伸びる あの日見た景色 今も未だ胸に残ってる 駆け巡る想い出は 鍵を欠いた 抜け殻のまま 時が過ぎても いつか 羽ばたける気がした 眠らない街の美しさに  心奪われて 夜を照らす月明かり滲む 解けない幻 また会えるなら さよならは此処に置いてゆく 曖昧な約束は 交錯する闇夜に潜めた すれ違う時の中 巡り合う 新たな軌跡越えて 駆け巡る想い出は 少しずつ 形変えてゆく 季節過ぎても 帰る時が来る その日まで 心の奥に宿る灯を残して
12.
霧雨 06:54
冷たい微風が柔肌を掠る 不穏な空気が辺りを包み込む 雲居遥か彼方 鉛色の空 凍て付いた傷が疼く 静かに埋め尽くす心の淀みが 溢れぬ様にそっと瞳を閉じた 何も出来ない程 牴牾しさだけが 胸の中を直走る 空 雨露に溶けて 涙の道筋消した 天泣の空高く 眩い光放つ 揺らめく陽炎が境を隔てる 火照た額に滴る汗が滲む 翳りゆく烈日 鉛色の空 干天慈雨降り注ぐ 空 雨露と溶けて 雨催散らしてゆく 天泣の空に舞う 風花を引き寄せた 空 雨露に溶けて 涙の道筋消した 天泣の空の下 澄み渡る虹霓の環を越えて

credits

released August 10, 2018

Composer : Transient Energy (TREN) / 裕
Total Produce : Transient Energy (TREN)
Mastering : Transient Energy (TREN)

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